こんにちは
秋も深まってまいりました。
10月も後半になって、
肌寒い日も多くなってきましたね。
先週のレッスンは、
1番小さい生徒さんが、頑張りました。
4歳の男の子。
いつものように、お母さんの車でやってきました。
でも、車からなかなか降りてきません。
しばらくすると
「ピアノ行きたくない。ピアノ嫌い。」
「今日は帰りたい。おうちにかえる~」っと
泣き叫んでいる声が聞こえてきました。
いつもはとっても楽しそうにしていて、
最近は、かえるの歌が弾けるようになったり
ドレミファソの音符が読めるようになったりして、
嬉しそうにしていたのにどうしたのでしょう?
実は前にも同じようなことがありました。
多分ですが、保育園が終わってすぐに教室にやってくるので、
疲れているので面倒くさかったり,
おうちで遊びたかったりするのではないかと。
それと、何をするにもちょっぴり自信がないので
逃げ出したくなるのではないかと思います。
前回の時は、お母様だけ教室に来られて、
「今日は駄目みたいなので帰ります」と、
おっしゃって車からは降りずに帰って行きました。
今回はどうなるのだろう?っと
教室から親子のやりとりを、そっと見守っていましたが、
しばらくすると、泣きながらですが、自分のレッスンバッグを
ちゃんと手に持って、お母様と手をつないでやってきました。
なんとか教室の玄関までやってきたので、
「いらっしゃい」と言うと、
「ピアノ弾きたくないんよ。かえりたいんよ」っと涙を浮かべて興奮してたので
「この前は帰っちゃったけど、今日はここまで来れたね。偉かったよ」と言って
しばらく玄関で座ってお話しをしました。
やっと気持ちが落ち着いてきたので、
「かえるの歌弾いて帰ろっか?っと言ったけどやはり嫌なようなので、
「ピアノは今日はいいから音符カードをここでしようよ。」っと提案すると、うなずいたので、
ともみピアノ教室初、玄関でのレッスンに(笑)
音符カード、いつもドレミファソの五枚のカードしか使わないのですが、
前の時間の生徒が8枚のカードを使っていたのでそのまま見せると
「これは何?なんて読むの?」と知らない音について興味深そうに質問したりして、
やっぱり、本当は嫌いなわけではないんだなと安心しました。
レッスンの後、玄関の外で待っておられたお母様に、
ギューッと抱きしめてもらい、
「今日は頑張ったね。ちゃんと出来たね。」っと褒められると
この日、最高の笑顔になりました。お母様も本当に嬉しそうで、
親子のとっても素敵な光景でした。
お母様、説得、お疲れ様でした。
そして、たくさん褒めてくださって、感謝いたします。


